BCP
災害はおもわぬところからやってきます。
石巻の津波被害(加藤忠宏撮影) 写真は津波被害1年後の石巻市の状態です。災害は人間の予測を超えていきなりやってくるのです。
当社ではBCP計画をお客様にご提案して「もしも」に備えます!
1 BCP計画とは
BCP計画とは「 Business continuity planning, BCP」事業継続計画のことです。もしもの災害に備えて、予防措置を講じたり、保険をかけて損害にそなえたり、避難計画をたてます。また、万が一、会社に被害が及んだときは早期の復興計画を立てることによって、会社がいち早く立ち直り、業務を再開することができて、廃業、倒産などをまぬかれるのです。
2.BCPがないとどうなるのか
●仮に真夜中に津波に襲われたらどうなるでしょうか
津波想定地区のある会社が「真夜中に津波に襲われたら」ということで、BCP計画に基づいて避難訓練をしました。計画に基づいて、津波タワーに逃げようとしたら、暗闇で側溝に落ちてしまったり、思わぬ時間がかかってしまい。所定時間内に逃げられなかったというケースがありました。この会社ではすぐにBCP計画の見直しをしたそうです。
ぶっつけ本番で対応できると考えていたら、とんでもないことになりかねません。
●たった1つの計画が会社を立て直した例もあります
会社が震災で被災した会社は事前に「被災して、もし生きていたら1か月後に●●で落ち合おう」とだけ決めてあったそうです。この結果、他の同業者に先駆けて会社を復興することができ、他社のお客様がこぞってこの会社に注文を出すようになったそうです。
3.予防する、対応する、行動に移すことが大切なのです
予防するためにはリスクを把握しておくことが必要ですこれを「リスクアセスメント(リスクの評価)」といいます。ようはどんなことが起こりうるかを想像してみることが大切です。
災害があったときに、「連絡の取れない人の安否確認をどうするのか」「電気や道路などのインフラが寸断されたらどうなるのか」「会社下の崖、裏の崖は大丈夫か」「会社倉庫に避難者がなだれこんだらどうなるのか」「パソコンが浸水したらどうなるのか」
リスクが洗い出されたら、そのリスクの優先順位を決めて、優先順位の高いものから対策を打ってゆきま す。また、建物等が倒壊しそうであれば、倒壊しないような対策を講じておくのです。
会社の代表者や連絡の中心になる人物が被災して行方不明になることもあります。そのようなときのために、非常時の権限移譲が大切です。「代表取締役に連絡が取れないばあいは、A部長に、その電話番号は」などの連絡網を整備しておくことも需要でしょう。
4.当社のご提案
当社は、リスクマネジメント企業として次のようなご提案をお客様に行っています。
BCPマニュアル作成の作成を支援します。
地震特約保険のご提案ができます。